●アスレチックフードとは?
アスレチックフードとは低カロリー・高タンパクな食品のことで、プロテイン(=タンパク質)を手軽に補給することができる商品です。
アスレチックフードはサプリメントなどにできるだけ頼らず、 運動をしながら日常の食生活を見直して、本来の体リズムを自然な形で過ごす食事をとるための食品のことです。
この「アスレチックフード」は流行に敏感なニューヨーカーたちが取り入れていることで広まり、2018年の日経トレンドベスト15位に選ばれています。
日本ではまだ知られていませんが、年末には日本でも浸透している言葉になっているでしょう。
「プロテイン」と言えばボディービルダーのような筋肉隆々な人が取り入れているイメージがありますが、実は女性や高齢者の方にも健康維持のために取り入れてほしい食品なのです。
そのプロテインを手軽に補給できるのがアスレチックフードです。
●アスレチックフードが女性に効果的な理由
アスレチックフードは低カロリーで高タンパクな食品とお話ししましたが、アスレチックフードはプロテインを豊富に含んでいます。プロテインは英語で「タンパク質」という意味です。身体は筋肉や内臓から肌や髪、爪に至るまでタンパク質でできています。タンパク質が不足すると筋肉量が低下し、基礎代謝が低下します。そうすると太りやすい体になってしまいます。
またタンパク質が不足すると、髪や肌がパサパサになる、爪が割れやすくなる、免疫力が低下するなど健康に悪影響を及ぼします。ダイエット中はタンパク質が不足しがちなので、タンパク質が豊富なアスレチックフードを摂取することで基礎代謝を下げずに綺麗にダイエットすることができます。タンパク質は男性の筋肉を増やすだけのものではなく、女性が綺麗でいるための必要な栄養素です。もちろんタンパク質は筋肉を作る手助けをしてくれるので、筋トレの前後にアスレチックフードを摂取すると女性らしい、しなやかな身体になります。アスレチックフードは手軽にタンパク質を補給できる食品なので、ダイエットをサポートしてくれます。
去年までは小嶋陽菜さんのようなふわっとした柔らかそうな体の「マシュマロボディ」が憧れのスタイルでしたが、今年はクロスフィットのAYAさんのように全身に筋肉がついているけど女性らしいしなやかさも感じられる「アルデンテボディ」が憧れの体になっているそうです。そのアルデンテボディを作るためにはアスレチックフードでタンパク質を摂取するのがオススメです。
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●1日に必要なタンパク質の量は?
アメリカでは18歳以上の成人一日あたりのタンパク質推奨摂取量は、体重1kgあたり0.8グラムに設定されています。つまり52キロの女性であれば41.6グラム摂取すべきだということです。タンパク質が多いことで有名な卵は一個12.3グラムのタンパク質が含まれています。これは1日3個以上卵を食べなければいけないということです。アスレチックフードは高タンパクなので、手軽にタンパク質を補給できるためオススメです。
●アスレチックフードの商品
現在は様々なアスレチックフードの商品が販売されています。基本的に調理済みで売られているものが多いので手間をかけずにアスレチックフードが食べられるなんて嬉しいですね。アスレチックフードと言える商品をご紹介します。
・ソライナ・プロテイン
第3のプロテインとして注目されている商品で、エンドウ豆とお米由来のタンパク質を使って作られた、完全植物性のソライナ・プロテイン。これまでのプロテインはチーズを作るときにできるホエイや大豆を主に使っていましたが、ソライナ・プロテインは大豆よりアレルギーの心配が少ないえんどう豆や米、卵白を使っています。そのため美容効果が高いと言われています。アスレチックフードとして特に注目されている商品です。
・ ルミラン
すぐに飲めるパック入りで販売されている「ルミラン」。脂肪分やコレステロールゼロな上に200ミリリットルで84キロカロリーと低カロリー。大豆ではなく、卵白のタンパク質には美容に役立つアミノ酸が豊富なので、女性に嬉しい効果が期待できます。手軽に飲める上に卵白のタンパク質を使用しているのでアスレチックフードとしてオススメです。
・サラダサーモン
サラダチキンならぬサラダサーモン!一大ブームを巻き起こしたサラダチキンのサーモン版だと思ってください。このサラダサーモンは1パック88キロカロリーと低カロリーなのに、味がしっかりついていて美味しい!オリーブオイル味・スモーク味・パストラミ味・タンドリー味のラインナップがあります。手軽にタンパク質を補給できるので、アスレチックフードにぴったりの食品なのですが、残念ながら現在はイトーヨーカドーだけの販売のようです。美味しくて低カロリー高タンパク質とアスレチックフードの代表のような商品なのでコンビニでも販売してほしいですね。
・BONITO BAR
これはカツオをローストしたアスレチックフードで、手軽にタンパク質を摂取することができます。醤油・生姜・ピリ辛・ゆず・にんにくの種類があるので飽きずに食べられることもアスレチックフードとしては嬉しいポイントですね。タウリン(=体や細胞を正常な状態に戻す力がある)の含有量が、牛ロースの約7倍、うなぎの約10倍もあるので栄養補給効果はバッチリです。
【楽天市場】BONITO BAR ピリ辛味 [国産宗田鰹 おつまみ おやつ 具材 alokh-170704]
・プロフィットささみ ナチュラルローソン
2018年2月にアスレチックフードとしてナチュラルローソンで発売されたプロフィットささみ。一本60キロカロリーと低カロリー高タンパクなのでアスレチックフードにふさわしいと言えます。サラダチキンに似ている商品なのですが、サラダチキンは鶏むね肉を使用しているのに対し、プロフィットささみはよりタンパク質豊富なささみを使用しています。そのためサラダチキンより手軽にタンパク質を補給することができるアスレチックフードです。パッケージがおしゃれな上に「プレーン」「レモン」「タンドリーチキン」「ブラックペッパー」の4種類の味があるのでつい食べたくなっちゃいそうですね。アスレチックフードとして開発された商品なので、安心して食べられるのも嬉しいポイントです。
おやつにササミ?|ローソン研究所
・inバー プロテイン
アスレチックフードとして『inバー』シリーズに鶏胸肉味が登場!1 本あたり脂質は 0.7g低脂肪。高タンパクでさくっと食べやすいので、運動前に食べるのもオススメです。
inバー プロテイン ヘルシーチキン
・イート・ラボ「スリムシークレット」
「食べて美ボディ」をテーマにしているイート・ラボならではのアスレチックフード商品。キレイなお肌や髪、爪のモトとなるプロテインがたっぷり、食物繊維も豊富なので便秘解消のサポートしてくれます。アスレチックフードなら食べて綺麗になれるなんてとても嬉しいですね。
大豆プロテインが豊富な低GIの美味しいプロテインバー
・マルコメ ダイズラボ プロテインスイーツ
スイーツなのにプロテインを補給できるという新しいスイーツ。植物性タンパク質が豊富なので、アスレチックフードとして重宝します。スイーツが食べたい時にぴったりなデザートです。
ダイズラボ プロテインスイーツ|マルコメ
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●アスレチックフードを食べられるお店
アスレチックフードを取り入れるには自炊をするしかないと思われている方もいると思います。しかし実は現在はコンビニだけでなく、飲食店でもアスレチックフードを提供しているお店も多いです。このようなお店では低カロリーで高タンパクなアスレチックフードのメニューがずらりと並んでいます。タンパク質を摂取できるメニューばかりなので外食でもアスレチックフードを取りたい時にオススメです。栄養バランスの整ったアスレチックフードが外食で食べられるなんて嬉しいですね。
⑴DNS POWER CAFÉ 大手町
大手町にあるDNS POWER CAFÉは目的や体調に合わせて、種類や量を自由にカスタマイズできるメニューが豊富。ハンバーガーのパテはラム肉を使用。ラム肉は低カロリーなのに脂肪燃焼を促進させるカルニチンが含まれているのでアスレチックフードにぴったりです。ドリンクからご飯までメニューが豊富なのもアスレチックフードを取り入れる上で嬉しいポイントです。
DNS POWER CAFE
⑵筋肉食堂 六本木
メニュー表にはタンパク質・脂質・糖質の表示があり、高タンパク低カロリーのアスレチックフードばかり。料理だけではなく、デザートもプロテインシフォンケーキと抜かりがありません。ランチメニューは1000円前後でアスレチックフードが食べられるので日常的に通うことができるのもオススメポイントです。高タンパクで低カロリーの料理ばかりなので、アスレチックフードの聖地と呼ばれているそうです。
⑶TOTAL FOODS 六本木
『タンパク質』を美味しく気軽に食べられるカフェ。カラダづくりに役立つメニューや、より確実にカラダを変えるための食品「Superfoods」を豊富に摂りいれているので、アスレチックフードとして最適なメニューばかり。忙しいとなかなか自分で料理を用意するのは難しいですが、TOTAL FOODSでは野菜豊富な上にタンパク質を補給できるメニューが揃っているので、忙しいけれどバランスが取れたアスレチックフードを食べたい方にはオススメです。
TOTAL FOODS CAFE
●アスレチックフードとして注目されているフムスって何?
フムスとは中東の国々で古くから親しまれている伝統料理で現在はモデルやセレブたちの間で注目されているアスレチックフードですが、スーパーフードの一種です。フムスは低カロリーで高タンパクなのでアスレチックフードと考えられています。フムスはアラビア語でひよこ豆の意味があり、ひよこ豆を使ったペースト状の料理です。フムスはタンパク質が豊富なだけでなく、食物繊維、ミネラル、ビタミンも多く含まれているので、アスレチックフードとしての効果が期待できるのです。しかしフムスの主原料であるひよこ豆の糖質量が100gあたりおよそ16g前後と糖質がやや高めなので栄養補給のためのアスレチックフードとしてはふさわしいですが、糖質制限ダイエットをしている人は気をつけましょう。
フムスのレシピ
by 石倉かおり
高タンパクで低カロリー。健康&美容にいいと話題のフムスがひよこ豆缶でおうちで簡単に作れるんです!材料を全部フードプロセッサーで混ぜればできあがり。栄養価の高いスーパーフードが手軽に食べられます。暑い夏にもぴったり!野菜スティックやパンにつけてさっぱり召し上がれ。
●アスレチックフードの取り入れ方
アスレチックフードは栄養補給のために運動後に食べたり、食事の置き換えとして食べることで効果が期待できます。運動後にアスレチックフードを食べることで、運動で失われた栄養素を補給することができます。運動をすると、貯蔵されていたエネルギーがなくなり、運動で使われた筋肉の細胞が損傷しています。そうすると血中糖度や血中アミノ酸が低くなり、マグネシウムやカリウム、カルシウム、ナトリウムなどの体を動かす役割を持つ栄養素が汗と一緒に体の外に流れています。運動中に失われた栄養素を補給しないと、疲れが取れなかったり、痩せにくい体になります。失われた栄養を補うためにも、運動後にアスレチックフードを取り入れるようにしましょう。